使える場所が違う
インターネットをするにあたって、Wi-FiやWiMAXなど、さまざまな回線があるので、どれを選べばいいのかわからない人がいるでしょう。そもそも、ちがいもよくわからないという場合も多いようです。
Wi-FiとWiMAXは、言葉の響きは似ていますが、中身はまったくちがいます。
Wi-Fiは、ケーブル(有線)で通信していたものを無線にするためのシステムです。なので、ルーターと呼ばれる中継機器を必ず介さないとインターネットを利用できません。
今では、コンビニや公共の場所で、公衆無線LANとしてWi-Fiが使えるところも増えてきました。
WiMAXは、持ち運び可能なモバイル端末を使ってインターネットをするものです。
基本的に、外でネットに接続するために、端末自体が小さく作られています。定期券ほどの大きさしかないモデルや、USBメモリースティックのように非常に小型のものも出てきました。
専用のセットを使うことで、自宅で固定回線のように利用することも可能です。接続スピードも保証されているので、回線を一本化する家庭も増えてきています。
2つのシステムのちがいを理解した上で、自分にあったものを選んで使うようにしましょう。
■有線→無線への進化をとげたWi-Fi。
「Wi-Fi」の名前自体がブランド名だと知っている人は少ないでしょう。もともとは、何かの機器や端末の名称ではなく、有線通信を無線にするためのシステム自体のなかで、Wi-Fi Allianceという団体の審査をとおったものだけが、Wi-Fiを名のることができました。
ケーブルでつなぐことなく、インターネットを楽しむためのものだと理解しておけば、まずまちがいはありません。
■外出先でインターネットをするためのWiMAX。
WiMAXは、Wi-Fiとはちがい、もともと外でインターネットをするために開発されたシステムです。
なので、持ち運びしやすいように小さく設計されていることがほとんどです。